2015/06/21、福岡市教育委員会とNPO不登校サポートネット共催の「ふくおか不登校フォーラム2015」という、不登校に関する考え方、姿勢、将来、さまざまな情報や支援を共有するイベントが開催されました。
フォーラムでは
- 不登校よりそいネットの長阿彌幹生(ちょうあみみきお)氏からの「不登校の基本的理解」の基調講演では、大人の世界での”競争主義“、”学歴主義“、”拝金主義“、”利己主義“の蔓延による人の価値観の変化、それらによる子ども達の自尊感情の低さ。
大人が変わることで子どもが変わると講演
- 「15歳からのハロースクール」「15歳からのハローワーク」では、中学を卒業してからの進学・就職の選択肢の紹介
- 各地の不登校支援団体の紹介
- 不登校経験者、経験者の保護者によるパネルディスカッション
等々、開催され、およそ120人の子ども、保護者、教育関係者の参加がありました。
実は経験者によるパネルディスカッションでは、私も不登校の親の経験者としてパネリストとして参加しました。
不登校を経験した(過去形)若者とお母さんに混じり、現在進行中^^の不登校の親としての登壇でした。
ディスカッションでは不登校が始まった頃の子どもや親の状況、これまでやってきたこと、こうして人前で話せる状態までになったターニングポイントなど、自分の経験を伝えました。
子どもに対する過度な期待や先回りによる不自由さプレッシャーが子どもを不登校にした一因でもあること、それらを取り払い、子どもとの距離感をとり(心理学では『離別感』)、子どもとの話しを聴き受容すること(『アクティブリスニング』)で変わることができたことを伝えたつもりです。
私の目指す不登校支援の一歩となりました。
経験者の若者からも不登校時の本当に辛かった状況や思いが伝えられました。彼らの経験談や現状、パネリストとしての立派な姿が多くの保護者の支えになったことでしょう。
その会場には不登校のうちの長男もいました。
不登校になってから丸2年。外に出るのがイヤで、人混みに入れなかった長男が来ることができたのです。
私は壇上から話しを聴いているその長男を見ていました。
長男は私やパネリストの話や質疑応答を聴いていました。
彼なりにその内容を解釈し、後で自分の考えを話してくれました。
そして何よりも「俺もいつかあの場所でしゃべりたい」と。
2年前生きていく理由が分からないと言っていた長男は今、将来を見ながら一歩ずつ歩き始めています。
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