身をもって体験しないと解らないかもね

不登校の子の気持ちだとか、不安だとか、苦しみだとか、あるいは楽しみだとか希望だとか、たとえ親であってもやはり本人の、我が子の気持ちは解らないと思います。

長男が行きしぶりだした時、行けない理由は本当に解らなかったし、当初は解ろうとせずただ学校に戻すことしか考えてなかったと思う。

 

幸いにも長男が行きしぶりだした時、私まつぼんは長期出張でほとんど家にいなかった。

なぜ幸いなのか?

もし毎日家にいたら父子の壮絶なバトルがあったに違いない。

不登校になる前も今で言うパワハラといえるバトルはあったため、想像することはたやすい。

たまたま私は家にいなかった。幸いでした。

 

その長期出張中、実は大変な仕事をしていた。

昼夜を問わず、土日が休みにならず、もちろん自宅に帰れない仕事。

もう10年前のことではあるが、現在なら長時間労働で大問題になることだろう。もう手元に記録はないが残業時間が200時間近くなっていた。

時間だけではない、元請けや顧客からのプレッシャー、無理難題が次々と降って湧いていた。

どちらかというと仕事だった私は、それでもやらなければならないと、文句は言いつつも毎日を歯を食いしばりやっていた。

 

だけど人間そんなに強くはない。

体力がもたない、睡眠時間が短いだけでなく、

・不眠というか寝ても寝た気持ちがしない浅い眠り、

・仕事の課題や上手くいかない情景が出てくる夢、

・朝になっても頭が痛くて起き上がれない、

・仕事に行きたくない

そんな日々が続いた。

実際、当日どうしても動けず休んだ日もあった。その分仕事は溜まるけど。

 

そう、行きしぶる子どもの気持ち・状態を少し感じることができるタイミングだった。

そして、無理に学校に行かせようとすることは違うのではないかと自分の身をもって思った出来事であった。

 

それから10年。私も少し歳をとった。いや10こ歳をとった^^

実は難聴と言うか、音が籠もって聞こえてしまう症状が続いている。(耳鼻科に行っても、脳神経外科に行っても問題ないとのことなのでご心配なく。)

でもね、音が籠もることでなんか頭ん中がぼ〜としているような感じがずっとしているのです。

そして、周りの音がうるさい。

テレビの音。生活音。家族の声。

自分の意志で聞いているひとつの音ならなんとか問題ないけど、その周りでガチャガチャ、ワイワイ聞こえてくると非常に不快に感じてしまうのです。

なので、あまり人の居るところには居たくない。

我が家のリビングも快適ではないためすぐに寝室に引きこもっています。

 

そう、音に過敏な子っていつもこんな感じなのかな〜って、これも身をもって感じているわけです(厳密には同じ症状ではないとは思うけど)。

 

どこかの市長のように当事者にならないと理解できないこと、

もちろん親も理解できない子どもの気持ち・体調。

私も自分の体を通して解ってあげられるようになるんだなと感じています。

 




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