田舎に住んでいたじいちゃん(祖父)が亡くなりました。
満88歳でした。
夜、床に入ったまま朝気づいたときには静かに天国に行っていたそうです。
昨年秋、また歩けるようになるために長年悪かった膝の手術をしてから、入院中、日に日に痩せて弱々しくなっていく姿にとても心配していました。
年が明けて自宅に戻ってきてからもほぼ寝たきりの状態が続きましたが、会いに行くたびに元気になっているようでした。耳は遠く、痴ほうがありましたが。
最後に会ったのは4月末でした。
家に入った瞬間、目に入ってきたのは居間で立ち上がって、家に入ってきた私たち家族を見ている姿でした。その姿はまさに「クララが立った!」でした^^
その日、一緒にいる時間はほんの少しでしたが、自分で歩いて食事やトイレに行けるということだったので、本当に元気になっていると安心し、まだ数年は生きていてくれそうだなと思っていました。
でも、結局それが最後に会った日となりました。
その最後にあった日、家内から言われたことがありました。
「あなたは、おじいちゃんが話しかけているときに、スマホばかり見て返事してたでしょ。おじいちゃんは、じっとあなたを見ていたのよ。目を見て話してあげなさいよ。」と。
耳が遠いじいちゃんは私に話しをしながら、一生懸命私の反応を見ていたのだと思います。
でも私は、元気な姿に安心し、じいちゃんとの話しに集中していなかったのです。
家内にそう言われ「次に会ったときは目を見て、ちゃんと話しをしよう。」と思っていました。
その矢先のことでした。
メンタルでいつも言われている『「今、ここ」でできること』をしなかったことをとても後悔しています。
耳を傾けて話しを聴くことをしなかった自分に呆れています。
その次はありませんでした。
後悔しても、呆れても、もう過ぎてしまったその時間に戻ることも、次の機会もありません。
いっしょに話しをすることができる最後の機会を自分で壊してしまいました。
いつも元気なばあちゃんは、私自身が元気だと思い込んでいたのかもしれません。
元気だからあまり目をかけなくてもいいよと、思いたかったのかもしれません。
ひとり残ったばあちゃんはなんだか小さく弱々しく見えます。
じいちゃんに教えられたのかもしれません。
ばあちゃんとの日々をもっと大切にしたいと思います。
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